45歳~ごく普通の40代
僕は40代ゲイ、サラリーマン。
何か特技があるわけでもなく、たまにおいしいもの食べて、ベランダで花を育てて、メダカを飼って。
ごくごく普通の40代。
なんとなく、今までの自分を整理しようと思ってブログをはじめてみようかと思い、ブログをはじめてみたけれど、案外自分の事を書くって難しい・・・。
最近はLGBTに対しても少しずつだけど理解されてきているのかな・・・。
そういうドラマも多くなってきたということは、関心を持たれているのかな。
10代のころは、なんで自分はゲイなんだ。
どうして女の子を好きになれないんだ。
ただただ不幸の真っただ中にいました。
年をとったらどうなるんだろう。
自分は家族ももてないし、ひとりでひっそり暮らして悲しく死んでいくんだろうなと悲観的になっていました。
でも今は案外気楽に生きてます。
年をとるごとにゲイではない人たちと過ごしていく中で、うまく自分をごまかして傍観することに慣れすぎただけかもしれない。
本当の自分を、自分の声を相手に伝えることに鈍感になっただけかもしれない。
でも生きていくしかない。
僕はゲイということをオープンにできないという思いを抱えているけど、ゲイじゃない人だっていろんな思いを抱えてる。
笑顔でいるからって、心が笑顔かどうかなんて本人にしかわからない。
本人だってわかってないかもしれない。
悲観的になったって仕方ないし、周りに同調して生きていても悪いことではないと思う。
ちょっとしたことに幸せだなって思って、そういうちょっとしたことが毎日生きていく中で少しづつ増えていけばいいなって。
昔の自分は何を思ってたんだろう。
自分を思い出しながらいろいろ書いていこうかなと思います。
17歳~恋をした僕~
生まれてこなければよかった。
普通になりたい。
何でも話し合える友達が欲しい。
誰も僕のことなんてわかってくれない。
誰にも正直になれなかった。
だって、僕はゲイだから。
いつ気づいたんだろう。わからない。
記憶の中ではずっと僕はゲイ。
高校3年生のとき、はじめて人を好きになった。
相手は同級生。ハンドボール部。頭が良い。見た目は、普通かな。
体型はがっちりしてた。いつもクラスの中心から少しはなれたところから冷めて周りを見ているような感じだった。
仲良くなったきっかけは正直覚えてないけど、なんでか仲良くなった。よく話すようになった。
休憩時間にはどちらからともなく一緒にいるようになった。
いつもだいたいふたりでいた。
そして、僕は彼に恋をした。
授業中も、彼が僕より前の席の時は、後姿をみてしまう。
だれにも気づかれないように注意しながら。
腕と腕が何かの拍子に触れただけでドキドキした。
一瞬触れるだけで幸せな気持ちになれた。
部活をしていない僕は、色んな掛け声が混ざっているグラウンドを横切った時、部活中の彼を見つけた。いつもと違う真剣なまなざしでシュートをしている。
ぼーっと彼を見ていた。いや、見とれていた。
すると、彼がこっちを向いて笑顔で手を振ってくれる。
恥ずかしくて顔を背けて慌ててその場を離れたり。
今思うと、こんな僕にも純情な時があったんだな。
学校が嫌いだった僕は、ただ彼に会いたくて学校に行っていた。
やっぱり10代に「恋」って必要ですね。
また高校生の頃のことは、思い出したら書いてみよう・・・
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