パートナーシップ制度って必要なのかな?
先日、松山市でパートナーシップ制度導入を求め署名が3万人分集まったという記事を読みました。
僕と彼は利用していません。
パートナーシップ制度って利用?使用?活用?なんていうのが正しいのか分かりませんが、ひとまず利用と言わせてもらいます。
なぜ利用していないのか?と言われると明確には答えられません。
彼と僕でも意見は違うと思います。
僕は別にパートナーシップ制度を利用しなくても、彼とはずっと一緒にいるだろうなという思いがあるからです。
「彼とはきっと別れない。」というより、「彼とはきっとずっと一緒にいる。」という方が僕にはしっくりきます。もう18年です。どうやって別れるのか、別れ方が今はわからないです(笑)。
彼が事故にあったとき・・・やっぱり無理だった
そんな僕でも、パートナーシップ制度を利用するのもいいのかなと思うことがありました。
彼がバイク事故にあったときです。
病院にいっても救急治療室には入れてもらえませんでした。心配で心配でたまりませんでした。生きてるのかの確認もできない。生きてるとわかって、本人の顔を見たくても、家族じゃないからと中に入れてもらえない。
パートナーですと伝えても無理でした。
結局彼は大したことがなく、彼に僕が来ていることを伝えてくれたスタッフの方がいて、彼に呼ばれ中に入ることができました。笑顔で「おぉ、来てくれたんだ。」と言われた時、泣きそうになりました。
その時はじめてパートナーシップ制度を利用していれば中に入れるのになと思いました。
なんで結婚できないんだ
LGBTが結婚することで誰かが不利益を受けるんでしょうか。
本人の同意があれば結婚できるはずなのに、ただ同性だからという理由で結婚できない。
同性同士ってそんなにダメなことなんでしょうか。
僕は大阪に住んでいます。
他の都市ではどうか分かりませんが、大阪でのパートナーシップの宣誓書は、大阪市人権啓発・相談センターで平日の9時~17時30分に提出。必要なものは、住民票と独身証明書。
人権啓発・相談センターが取り扱ってると知り、こちらがお願いしなきゃいけない立場のような気がしてしまいました。
今の気持ちをうまく伝えるだけの語彙力が僕にないです・・・
婚姻届と同じように、区役所で受け付けてくれたらいいんじゃないのか。
区役所なら独身かどうかなんてすぐ調べられるだろうから、独身証明書もいらないだろうに。
ただ違和感を感じます。
区役所でパートナーシップ制度の手続きをしているのをみられて嫌だと思う人もいるかもと、この制度をつくった人たちが思てくれているのかもしれない。
考えすぎでしょうか・・・
お互いを受け入れるって難しいのかな
LGBTに対しての偏見は絶対にあります。僕にはゲイだと伝えたら差別されるという恐怖がつきまといます。
どうすればLGBTにしろヘテロセクシャル(異性愛者)にしろ、気持ちよく暮らすことができるんだろう・・・
どうして自分の枠にはまらなければ、認めることができないんだろう。
認める必要なんてそもそもない。認めてもらう必要もない。
ただそういう人たちもいるんだと受け入れてくれるだけでいいのに。
彼の思い
彼にパートナーシップ制度の話をしました。
「日本だってそのうち結婚できるようになるよ、きっと。」と彼は笑ってました。
え?それだけ?それだけなの?と思いましたが、彼らしいというかなんというか。
そうやって笑ってる彼と、結婚できる日がいつか来るのかな。
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