あらすじ
イギリスの男子校に通うゲイの少年チャーリーと、一学年上でラグビー部員のニック。
偶然出会った二人はすぐに心を許せる親友となり、友情はまもなく恋心へと変わっていく……。
過去にゲイをカミングアウトしたことで酷いイジメを受けたチャーリーは、心に深い傷を抱えている。自分はストレートだと思っていたのに、チャーリーに惹かれていく気持ちに動揺が隠せないニック。
そんな二人の甘酸っぱくて切ない青春ラブストーリーであると同時に、〈LGBTQ+〉をテーマにしている本作。ゲイやレズビアン、トランスジェンダーのキャラクターが多数登場し、セクシュアリティの揺らぎ、カミングアウト、偏見や無理解といったリアルな問題についても丁寧に取り上げている。
「路草」サイトより
ポジティブなLGBTQドラマ
登場人物は色んなセクシャリティ！
・ゲイ
ゲイということがバレ、いじめに会うも前向きに生きている文科系の少年チャーリー。ニックと出会い片思いをする。
・レズビアン
レズビアンとして関係を公にすることを選んで、偏見にあいながらも乗り越えていくタラとダーシー。
・トランスジェンダー
男子校から女子校へと転校し、新しい環境に馴染んでいくトランス女性のエル。
・バイセクシュアル
男性に恋したことをきっかけに自身のセクシュアリティーを見つめ直し、ラグビー部の人気者としてのプレッシャーに苦しみつつ、自分がバイセクシュアルであることに気づいていくニック。
これでもかっていう程、色んな性のカタチを表現し10代の苦い経験や楽しい経験を、より踏み込んで作品にしています。
LGBTQだって幸せになれる
昔のLGBTQ関連の映画は、どこか陰鬱としたものが多かったと思います。
HIV、いじめ、自殺、暴行など・・・
確かにこのドラマにも暗い要素はありますが、それは当たりまえのこと。でも、それが全面にはでていません。
登場人物たちは一生懸命悩み、一生懸命生き、お互いを想い助け合う。そして、親や兄弟もLGBTQを理解しようとしている。
自分もこんなことで悩んだなぁと思うところがありました。
自分が高校生の頃、こんな友達がいたらどんなに心強かったか。自分が１０代のときにこの作品に出会えていたら、かなり励まされていたろうなと思います。
ゲイだって明るい未来があるんだって。
親世代にも観てほしい
１０代の人たちにももちろん見てほしのですが、その親世代の人たちにも観てもらえたらなって思います。
LGBTQであることに悩んでいる人たちの気持ちが少しでもわかると思います。なんでそんなふうに生まれたんだって責めないでほしい。
当事者にとっては普通のことなんです。
普通の事を親や友達に普通に話せないことの辛さは言葉では表せません。
理解できないならしなくてもいい。ただそうなんだと受け入れてもらえたらどんなに楽か。
そして、LGBTQの若者が未来に失望することなく前向きに生きて行ってもらえたら。このドラマをみて少しでも前向きになってもらいたいものです。
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