初めてのカミングアウト

ジェンダー

男の人が好き

なんで自分は男の人が好きなんだろう。
僕は気づいたら男の人が好きだった。
そんな自分が悪いことをしているように思っていた。
罪悪感だけが増幅していく。
だからって変わることはできない。
誰かと仲良くなっても、深くは仲良くなれなかった。
いや、仲良くなろうとしなかった。
だって、自分がゲイだって伝えられないから。
そんなこと伝える勇気なんてない。
ずっとそう思ってた。

初めてのカミングアウト

そんな僕が25歳くらいのことに1度だけカミングアウトしたことがある。
職場の同僚でプライベートでも仲良くしていた女性。
気があってよく食事にいったりカラオケにいったりしていた。
その女性には彼氏がいるし、お互い全く恋愛感情がないっていうのがわかってた。

なんでだろう、僕も自分がゲイだっていうことを誰かにいいたかったのかもしれない。
誰かに自分がゲイだっていうことをわかってほしかったのかもしれない。
だって、自分がゲイってことはすごく自分にとっては大切なこと。
その部分をだれにも伝えられず、誰にもわかってもらえないことに耐えられなくなって
いたのかもしれない。

僕はゲイです。

そしてある日、その女性に自分がゲイだということを伝えた。
面と向かって伝える勇気は僕にはまだなかったので、メールで伝えた。

嫌われるかもしれない。
気持ち悪がられるかもしれない。
今までとは関係が変わってしまうかもしれない。
色んな思いが交錯した。

その女性からの返事に僕はびっくりした。

そんな大切なこと教えてくれてありがとう。自分のことを本当に友達と思ってくれてる
から言ってくれたと思うとうれしい。何も言えなかったの辛かったよね。これからも
仲良くしてね。」

自分の気持ちを一方的に伝えただけなのにお礼を言われるなんて不思議な感じがした。
でも自分のことを受け入れてもらえたんだと思うと、素直に嬉しかった。

愛し合うことに性別は関係ない

どうしてゲイっていうことを隠そうしてしまうのか。
どうしてゲイだからって変な目で見られなきゃいけないのか。

恋愛は男と女だけのものなのか。

人を好きになるのに、お互いが愛し合う関係になることに、性別は関係あるのだろうか。

今はだいぶ受け入れられたきたのかと思う。
でも、受け入れる事が少しずつできてくれている人が増えてきたとしても、理解はしてもらえて
いないのだろうなと思う。

あ、ゲイね。いるよねそういう人も。
それぐらいではないだろうか。

でも、こういう風に少しずつなにかが変わっていくことが大切なのだろうなと思う。

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