ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る」はゲイの胸中を理解するのに最適

ドラマ・映画

あらすじ

主人公・純は、自身がゲイであることは自覚しつつ、「異性を愛し、子どもを作って、家庭を築く」という “普通の幸せ” への強い憧れも持つ。


ゲイであることを隠して同級生・三浦さんと付き合い始めるが・・・。
「ゲイ」「腐女子」という単純なラベリングに抗い「私」と「あなた」として誠実に関係を築き始める純と三浦さん。
二人の姿は葛藤を抱えるクラスメイトや周囲の大人たちの心を波立たせていく。
世間の “普通” と、自分が本当に欲しいもの――。その間のズレで悩んだことのあるすべての人へ。
主人公の愛聴するQUEENの名曲に乗せて疾走する、軽やかで切実な青春ストーリー。

ドラマの魅力

① Queenの音楽
主人公の純はQueenのファン。ドラマのあちこちでQueenの曲がながれます。音楽がドラマを盛り上げるとはこういうことっていうのがとても良くわかります。


② ゲイの悩み
高校という逃げられない狭い世界で、どう自分がふるまえばいいのか。これからの不安。主人公の思いがとても繊細に描かれています。


③ 主人公と同級生の女子が中心
ゲイの作品だと男同士がメインテーマになりますが、この作品は主人公の男子とその男子を好きになった女子との関係がメイン。そこが逆に新鮮で、人を好きになるっていうのは、大切なことなんだと実感できます。

感想

一昔前はAIDSや差別がテーマというのが多かったです。
でもこのドラマ、ゲイの僕にはすんなり入り込め、主人公がとても身近に感じられました。

この先どうなるんだろう、どうしたらいいんだろうと漠然とした不安に押しつぶされそうになる主人公。僕が高校生のときもこんなことを思っていました。


なんで自分は女性を好きになれ合いんだろう。


友達、親、社会とゲイの自分はどう接していけばいいんだろう。


自分がゲイだと告白して今までの仲がすべて変わってしまったらどうしよう。


自分がありのままの自分でいたいだけなのに。


ゲイってそんなに悪いことなのかな。
などなど・・・


ゲイのことを少しでも知りたいっていうひとには見てほしい作品です。

映画化

こちらのドラマ、映画化されるようです。確かにとても良い作品だったので。あのドラマを短い時間でどうまとめるのか楽しみです。

タイトルは、「彼女が好きなものは」に変わるようです。

映画『彼女が好きなものは』公式サイト
【ゲイ】であることを隠している僕。【BL好き】を隠している彼女。交わるはずのなかった2人の純粋でいびつな恋物語。出演:神尾楓珠 山田杏奈 前田旺志郎 三浦獠太 池田朱那 渡辺大知 三浦透子 磯村勇斗 山口紗弥加 / 今井 翼。監督・脚本:草野翔吾 原作:浅原ナオト「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」(角川文庫刊...

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