ゲイとして生きる

えべっさん ジェンダー

卑屈な10代

10代のころは、なんで自分はゲイなんだ。
どうして女の子を好きになれないんだ。
ただただ不幸の真っただ中にいました。

年をとったらどうなるんだろう。
自分は家族ももてないし、ひとりでひっそり暮らして悲しく死んでいくんだろうなと悲観的になっていました。

誰かと仲良くなっても、本当の意味で仲良くできない自分がいました。

絶対にゲイだとバレたらだめだと思っていたからです。

絶対に嫌われる。
絶対に気持ち悪がられる。
そう思っていました。

生まれてこなければよかった。
普通になりたい。
何でも話し合える友達が欲しい。
誰も僕のことなんてわかってくれない。

だって、僕はゲイだから。

いつ気づいたんだろう。わからない。
記憶の中ではずっと僕はゲイ。

僕が中学・高校生の頃はインターネットもまだまだ普及せず。
やっとポケベルが出てきた頃です。

今思えば、本当に暗い毎日を送っていたと思います。

案外気楽な40代

でも今は案外気楽に生きてます。

年をとるごとにゲイではない人たちと過ごしていく中で、うまく自分をごまかして傍観することに慣れすぎただけかもしれない。

本当の自分を、自分の声を相手に伝えることに鈍感になっただけかもしれない。

でも生きていくしかない。

僕はゲイということをオープンにできないという思いを抱えてますが、ゲイじゃない人だっていろんな思いを抱えてると思います。

笑顔でいるからって、心が笑顔かどうかなんて本人にしかわからないですし、本人だってわかってないかもしれないですよね。

悲観的になったって仕方ないし、周りに同調して生きていても悪いことではないと思います。

ちょっとしたことに幸せだなって思って、そういうちょっとしたことが毎日生きていく中で少しづつ増えていけばいいなって。

もう10代の親と同世代

僕と同い年くらいで家族を持ってる方もいらっしゃると思います。
その方たちの子供がゲイという方もいらっしゃると思います。

そんな方たちにゲイだからって何も変わらないってわかってほしい。
受け入れてあげてほしいと思います。

いくら昔と違ってオープンになってきたといっても、ゲイの人に対する態度はそれほど変わらないと思います。

何も言わなくてもいいので、ただただ受け入れてあげてほしいです。

自分に何かできることがあればなって思います。

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